現代魔法研究会

TRPG動画用のやつです

【探索者シート】富良野茜

探索者シートの四回目。
ようやっと主人公です。



富良野茜(ふらの・あかね) 
PL:フランドール・スカーレット
18歳/女性 高校生(私立探偵/2015)
自称“名探偵”

探索回数:0回



◆キャラクター像
高校生探偵という漫画から抜け出てきたような存在。
キャラクターコンセプトは“出るジャンルを間違えた名探偵”。

割と我の強いクラスの中でも問題児として認識されている少女。本人に自覚はない。
探索者内では「現場調査・実働」を担当。同時にPC1として主人公でもある。
事件の度に何故か偶然現場に居合わせて、しかも解決してしまうというフィクションの星に生まれてきた少女。

造形イメージは自覚あるメタ探偵として古戸ヱリカうみねこく頃に)。

◆ステータス




新規探索者かつ学生なのでステータスは低め。
ただし能力値ポイント振り分けルールを使っているため全体総量としては平均をやや上回る。
EDUは「高校生探偵」にするため年齢制限ギリギリの12まで下げ他に回し、APPも初期の設定より高くなっている。
同時にSIZもかなり小柄で劇中メインキャラでは最小。勝人と並ぶと身長差が凄い。


▼技能
オーソドックスな探偵型と呼べる振り分け。言いくるめ、目星の2つを軸に現場で立ち回る事を想定している。
鍵開け、聞き耳、追跡をサブウェポンとして、特徴によって上昇した多様な学術系技能を振り回す。

一方で現場第一主義とも言える振り分けによってデータ収集はからきし。この辺りは長野の技能と正反対となっている。

▼エフェクト
・【得意分野:噂話】
・【得意分野:学問】
・【特徴:科学的精神
・【探偵権限】
・【狂気:エニグマフィリア】

新規探索者の二人は継続探索者に比べどうしてもステータスが低くなってしまうため特徴ルールを適用している。また作成段階で「幕間の成長」5回を付与。これでも見劣りするのだが。
【特徴:科学的精神】により技能面での弱さをフォローできた他、〈アイデア〉の上昇により狂気エフェクトとのシナジーも発生した。ちなみに実際にダイスを振って実際に出ました。

【探偵権限】は〈芸術(探偵)〉の自動スペシャルに相当。使用状況が限られるため他のロール1回成功に相当する【警察権限】や【資産家】に比べ成功ランクが1段階高くなっている。
状況さえ噛み合えば場合によってはシナリオの記述にすら干渉する大札ではあるが、同時に使い勝手は非常に悪い。セッションでは重要な判定は後になるほど出てくるが、その頃には使えなくなっているというジレンマを抱えている。

◆【狂気:エニグマフィリア】

──私は無敵のヒーロー
どんな難事件だって解決してしまう
最強の存在……“名探偵”

少女の淡く幼い憧れは
ある事件を切欠に結晶化する
信仰を越え狂信の域にまで達した願いは
脆弱な心を縛りつける強固な鎖となる

──魔法など、存在するはずがない
探偵に解けぬ謎など、存在しないのだから


▼効果
・探索者の創造時、〈芸術(探偵)〉(5%)を上昇可能。

・正気度喪失の際、〈アイデア〉ロールを行なう。
 成功した場合、正気度喪失値を半減(切り捨て)する。
 本来喪失するはずだった軽減分の正気度喪失値は喪失累積値として別個に数えておく。これはシナリオを跨いで累積する。

 〈アイデア〉ロールに失敗した場合、POW対喪失累積値の対抗ロールを行なう。
 これに成功した場合、POWの成長判定が発生する。
 これに失敗した場合、このエフェクトと【探偵権限】は失われ、喪失累積値点の正気度を失う。

・ロールプレイ強制「謎を解く事に執着する」「自身が名探偵であると妄信する」「超常現象を認めない」

▼解説

正気度喪失に対する強固な防御能力となるエフェクト。
フランドールのPCとしては「籠ノ鳥」のフランシスからは一転、非常に発狂し辛い造詣となっている。
喪失値を一時的に後回しにすることで一時的狂気から逃れ、同時にSP減少による成功率低下を軽減する。
POW判定を経由するため、これに成功するとPOW成長判定に派生する。喪失累積値が5以下であれば抵抗表ロールは自動成功となるため、この段階では〈アイデア〉に失敗した時点でPOWの成長判定が確定する。

ただし喪失累積値はシナリオを跨いで維持されるため、ツケを払う場面は必ずやってくる。理論武装のダムが決壊したとき、直面する狂気の奔流に耐えられるはずもない。

処理が非常に重く、実際に扱うには複雑すぎるため、架空卓ならではのデータとなっている。