現代魔法研究会

TRPG動画用のやつです

【探索者シート】木下継弓

探索者シート、第五回。
もう一人の主人公、つぐみんです。
【注意】Act.11視聴後推奨



木下継弓(きのした・つぐみ) 
PL:封獣ぬえ
21歳/男性 大学生/怪盗(犯罪者/BRB
素直じゃない幼馴染みのお兄ちゃん/二代目“怪盗ウィッチ”

探索回数:0回



◆キャラクター像

皮肉屋だけど芯のところではめちゃくちゃ優しい、ただのイケメン。
キャラクターコンセプトは“少女漫画に登場するカレシ役”。

家族との別れを二度も経験しているという中々にハードな背景を負った青年。
パンクロッカーみたいなペイントを入れているが本人はオシャレのつもり。中二病ではない。
探索者内では「暗躍・潜入工作」と共に「派手なスタントアクション」を担当。茜とセットでもう一人のPC1。
最も事件の真相に近い位置からスタートするものの正体を隠しながらの立ち回りを強制される。

造形イメージはイケメン怪盗として黒羽快斗=怪盗キッド(まじっく快斗/名探偵コナン)と名古屋千秋=怪盗シンドバッド神風怪盗ジャンヌ)。
またアーティファクトの効果で正体を隠す怪盗ということで八咫鼎=怪盗トリニティ(Ziggurat)がある。こちらの原作はクトゥルフ神話要素も絡んでいる。

◆ステータス






探索者作成時に能力値ポイント振り分けルールを使用しているため全体的にやや高めとなっている。
振り分けルールでリビルドしたため企画初期の設定からは若干変動。INT最大値の18だったが低下した。
そこそことイケメンなのだけど第一印象が軽薄すぎて評価が下がる、という設定。実APPは13くらい。


▼技能
ファンタジーRPGでいうところのシーフ的なビルド。アクション要素の高い技能で纏まっている。
単独行動のエフェクトを持つため、隠れる、忍び歩き、跳躍、変装とスニーキング重視な型となっている。
また拳銃、キックと共にハウスルール技能〈武道(アクロバット)〉を持ち戦闘面でも攻守に優れた性能を発揮する。

〈偽造〉は日本未訳サプリに掲載されている技能。人物を対象とする変装の互換、物品版として設定され、真贋感知にも機能する。
同様に〈変装〉自体も変装へのカウンターとして機能するように設定されている。

弱点は取得技能が平時には使い勝手の悪いものばかりになっているため単独行動が苦手であり、コンセプトが弱点。真のコンセプトはこういった二律背反となっている。

〈武道(軽業系)〉の詳しい解説は個別記事にて。

▼エフェクト
・【得意分野:噂話】
・【得意分野:直感】
・【特徴:両手利き】
・【神秘の継承者:無貌祭司の仮面】
・【狂気:共依存
・【暗躍】

『ガスライト』特徴ルールによって【特徴:両手利き】を取得している。これについて『ガスライト』や『BRB』には詳細なルール定義がなかったが、「二丁拳銃」ルールの項目に対し適用することで具体的効果を規定。
二丁拳銃使用時には「未照準」ルールを適用することとなっているが、これを無効化する。また「二丁拳銃が対象であれば二刀流も対象となる」という見做しルールにより、あらゆる双武器による通常の2倍回数の攻撃が可能となった。

【神秘の継承者】で取得した「無貌祭司の仮面」はウィッチが着けているもの。効果は着用時に〈変装〉ロールのスペシャルと同様に扱うというもの。このとき探索者シートを参照するあらゆる効果から逃れることができるため、ルール的に継弓の名前や背格好を参照できず正体が保護される。ただし小石川瞳の持つ【狂気:全盲】は変装そのものを無効化するため、唯一の対象外となる。
アーティファクトの使用コストとして、次のシーンでの行動が行えなくなる。動画内で「また倒れていた」と言っていたのはコレ。
アーティファクト自体は、かつて中欧でシャーマンが着けていた祭事用の仮面。神霊の代弁者として共同体での人物個人としての役割を伏せることで神の依代となっていた。

【暗躍】は狂気とセットとなっているエフェクトのため後述する。


◆【狂気:共依存】(対象:富良野茜)

児戯めいた、けれど慟哭のような祈り
あのとき二人で交わした約束が
世界と繋ぐ、たった一つの細い糸

希望は確かに存在するのだという
紛れもない証拠が目の前にある
それは地獄に伸ばされた救いの手
一度縋ってしまえばもう放せない

それは互いが互いであるために
疵を舐めあう、ハリネズミのジレンマ


▼効果
・依存対象がシーンに登場している場合、全ての判定に+5%する。

・依存対象がシーンに登場していない場合、全ての判定に-5%する。

・依存対象が〈ショック〉ロールを行う、またはダメージにより気絶した場合、1/1D6の正気度ポイントを喪失する。
 依存対象が「死亡」した場合、1D10/1D100の正気度ポイントを喪失する。

▼解説
単独での効果は単純明快な成功率増減。このエフェクト単体では茜と分かれて判定するメリットが存在しないため強力なバフ効果として機能する。
デメリットである正気度ポイントの減少は、茜が気絶した場合にかかる。継弓自身が戦闘時は前線で立ち回り、また勝人の【狂気:メサイアコンプレックス】で茜を守りやすいためパーティの連携でフォローしやすい。
茜の死亡時に受けるGOO直面級は継弓を共倒れさせるというもの。とはいえPC1である茜の死はキャンペーンシナリオでの敗北と同義であるため、そこまで気にする必要はないかもしれない。

◆【暗躍】

▼効果1
・1シナリオ中1回、調査判定またはスポットシーンの直前に宣言する。
 その調査判定またはスポットシーンの「制限」を無視し、また成功率のマイナス効果を受けない。
 この効果によって発生した調査判定またはスポットシーンで、「無貌祭司の仮面」を装備している場合、ロール全ての成功率に+10%する。

・この効果を宣言したとき、自身の持つ暗躍カウンターを全て取り除く。
 その調査判定またはスポットシーンのロール全ての成功率に+[取り除いた暗躍カウンター×5%]する。
 この効果によって上昇する成功率は95%を上限とする。

▼効果2
・1シナリオ中1回、スポットシーンに登場してる際に宣言する。シーンから退場する。
 このとき、宣言した時点で解決されていない処理を全て中断し、棄却する。

▼効果3
・【狂気:共依存】の依存対象と同じシーンに登場せずにロールするたび、「暗躍カウンター」を1つ得る。


▼解説
もう一つの狂気相当エフェクト。
狂気エフェクトではないが【狂気:共依存】および【神秘の継承者:無貌祭司の仮面】とセットになることで真価を発揮する。

効果1は単独でスポットシーンを様子見してくるエフェクト。このとき「無貌祭司の仮面」を装備している場合、つまりウィッチモードだと成功率のブーストがかかるため様子見ついでにいくつかのロールをぶち抜いてから、PLに対しどの技能のロール成功が必要かという情報を引き抜くことができる。スポットシーンの突破に失敗しても対策した探索者が再突入できる。
成功率減少の打ち消しは非装備状態でも適用される。動画では表記順序が悪かったと反省。

「暗躍カウンター」を消費することによって強力なブーストを掛けられるため、シナリオ序盤はカウンター稼ぎに茜と別行動を取りたい。しかしそうなると【狂気:依存症】のペナルティを被ってしまうため乱発がし辛い。序盤に使用してしまうと終盤の難しいスポットシーンへの強力な切り札としての力を失い、また成功率ブーストも弱くなるというジレンマを抱えている。
なおエフェクトの使用はアクションではないと定義しているため、効果1の起動によるスポットシーンではアクションを消費せず起動可能だが、「無貌祭司の仮面」の効果によってそのラウンドでの行動が行えなくなる。

効果2は単独行動時における緊急離脱用のもの。処理を中断して退場するため、未解決の受けるはずだった処理を全て棄却することができる。ダメージロール後に結果を見てからHP減少を適用する前に宣言するとダメージそのものから逃げることができる。
ただしスポットシーンの連続したロールの場合、途中で宣言すると以後のロール内容を確認することができない。


これら複数のエフェクトが複雑に絡み合ったデータ運用となっている。
一人だけ別ゲーのようなルールでの立ち回りで茜以上に処理が重い。