現代魔法研究会

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【ハウスルール】武道(立ち技系)(組み技系)の変更点と、第三の武道

穂積のキャラシ紹介のところで組み技系の詳しい解説は別記事って書いてたのに作ってなかったのにやっと気付いた。
ということで武道3種の解説です。

◆概要
・武道(立ち技系)の派生技「ラッシュ」の効果変更
・武道(組み技系)を「組み技系“柔”」「組み技系“剛”」の二種類に分化
・武道(軽業系)の追加

立ち技のラッシュが強すぎるため組み技を強化、また第三の武道である軽業系を追加した。
これに伴いラッシュも記述を変更。若干の強化を行ったがあまり変わっていない。


■既存技能の変更点

◆武道(立ち技系)
▼ラッシュ
この技能が60%以上ある場合、使用可能な派生技「ラッシュ」の効果を以下に変更する。

元:ラウンド終了時、〈武道(立ち技系)〉+〈こぶし/パンチ〉または〈キック〉の追加攻撃1回が可能。
新:ラウンド終了時、〈武道〉による追加攻撃1回を行うことが可能。このとき「ラッシュ」および「フェイント」は宣言できない。

▼解説
追加攻撃の際に派生技を宣言できるようになった。これにより「ラッシュ→サルト」「ラッシュ→タックル」といったコンボも可能に。まるで格ゲー。
ただし同じ立ち技系派生技は宣言できないため、複数の武道を習熟させる必要があり大量の技能ポイントが必要となる。実質的にNPC専用。

◆武道(組み技系“柔”)
この技能が60%以上ある場合、「タックル」ではなく「柔投げ」が使用可能となる。
これにより派生技は「サルト」「柔投げ」となる。

▼柔投げ
サプリメントクトゥルフと帝國』記載のものを元にルール定義を明確化した)

・〈武道(組み技系“柔”)〉での「受け流し」に成功したときに宣言できる。
 この行動はアクションとして扱い、ラウンド中にアクションを行っている場合宣言できず、宣言した場合自分の行動順でアクションを行えない。
 ロールに成功した場合、1D6+dbのダメージを与える。さらに相手は〈ショック〉ロールを行い、失敗した場合「気絶」する。

・この技は〈武道(組み技系)〉でのみ受け流せる。
 「柔投げ」に対する受け流しで、さらに「柔投げ」を宣言することはできない。

・メインプロセス開始時、「後の先」を宣言できる。その場合、即座にメインプロセスを終了する。
 このとき、行動済みになるがラウンド終了まで「柔投げ」を宣言できるようになる。

▼解説
受動の組み技。カウンター技の柔投げが使用可能になる。
穂積の持つ〈武道(合気道)〉はこちら。

◆武道(組み技系“剛”)
この技能が60%以上ある場合、「タックル」ではなく「タックル(改)」が使用可能となる。
これにより派生技は「サルト」「タックル(改)」となる。

▼タックル(改)
サプリメントクトゥルフ2010』記載の強化版)

・〈頭突き〉との組み合わせロールを行う。成功した場合、2D4+dbのダメージを与え、相手を5mノックバックさせる。
 相手はスタン状態となり、さらに相手は〈敏捷〉ロール(DEX×5)を行い、失敗した場合「転倒」する。
 その場合、さらに〈ショック〉ロールを行い、失敗した場合「気絶」する。

・この技は〈武道〉でのみ受け流せる。
 受け流し可能なのが〈武道(組み技系)〉のみでないことに注意。

▼解説
能動の組み技。タックル(改)は『帝國』の〈武道(相撲)〉の持つ「ぶちかまし」を参考に調整した。
タックル(改)はスタン、ノックバックに加え、ロールを経由するが転倒、さらに気絶まで派生する強力なバステ押し付け効果を持つ。



◆武道(軽業系)

・この技能は〈武道(組み技系)〉と同様に扱うことができる。
 ただし〈武道(組み技系)〉として攻撃に使用することはできない。

・通常の〈武道〉のように近接攻撃のダメージを上昇させることはできない。

・あらゆる攻撃に対し、〈回避〉と同じ効果を持つ受け流しとして使用することができる。
 これは銃器や呪文に対しても有効。ただし回避できない攻撃や状況の場合は受け流しを行うことができない。

・「転倒」したときにこの技能に成功した場合、即座に「転倒」状態から復帰することができる。

・技能が60%以上の場合、派生技「跳び蹴り」、「跳び関節」を使用可能。

▼跳び蹴り
 射程:〈跳躍〉依存

・〈跳躍〉との組み合わせロールを行う。
 成功した場合〈キック〉または〈頭突き〉ロールを行い、成功時2D4+db/失敗時1D4+dbのダメージを与える。

・この技は〈武道(軽業系)〉以外による受け流しを行えない。

▼跳び関節
 射程:タッチ

・〈跳躍〉との組み合わせロールを行う。
 成功した場合〈組み付き〉状態になる。
 このとき[自分SIZ+2:相手STR]の抵抗ロールを行う。成功した場合、即座に両者「転倒」状態になる。

・もし窒息させたりダメージを与えたい場合、通常の組みつき状態と同様にアクションを消費して〈組み付き〉ロールを成功させる必要がある。

・この技は〈武道(組み技系)〉以外による受け流しを行えない。(〈武道(軽業系)〉は可能)

▼解説
継弓の持つ第三の武道。コンセプトは「回避特化」「武道殺し」
立ち技、組み技と異なり、マーシャルアーツのような素手攻撃力の増加が行えない。その代わりにリアクション可能なあらゆる攻撃に対して〈回避〉相当の効果を持つ「受け流し」が可能。ロールさえできるなら拳銃だろうが呪文だろうがクリーチャー攻撃だろうが受け流せる。
そして最も凶悪なのが、あくまで「受け流し」であるためアクションを消費せずに行えるという点。攻撃と両立可能なのだ。

派生技は攻撃用のもの。立ち技の特性を持つ「跳び蹴り」と、組み技の特性を持つ「跳び関節」の2種。
どちらも〈武道(軽業系)〉と〈跳躍〉の組み合わせロールから別の技能に派生し、受け流しが困難という特徴を持つ。特に両方とも受け流しが行えない立ち技系へのキラースキルとなっている。
反面、派生技を使いこなすには、軽業系、跳躍と共に他の技能を高レベルで習熟させる必要があるため使いこなすのは難しい。

「跳び蹴り」は〈キック〉〈頭突き〉に成功することで攻撃力を増加させる。単純だが強力で、高ダメージを安定させることができる。dbが1D4ある場合、威力は3D4となり期待値は7.5点。対人であればショックロール圏内の威力を期待できる。
また射程が跳躍依存であるため、通常の移動に加えてさらに移動しながらの攻撃が可能。機動力に優れた攻撃法となっている。

「跳び関節」は組みつき状態と転倒のバッドステータスを押し付ける。転倒時は異なるステータス同士の抵抗表ロールで、使用者には10%分のボーナスが得られる。
ただしあくまで組みつき状態となるだけで、直接のダメージを与えるにはここから〈組みつき〉ロールに派生する必要がある。