現代魔法研究会

TRPG動画用のやつです

【動画予告】カッコウの揺籃 その8 ハウスルールとか


●注意

この卓は脳内で行われている完全創作セッションの予定なので、真似して事故っても私は知らないです。
参考にしてくれる分には構いませんが自己責任で。言わなくても分かると思うけど。

一応きちんと回せるように、使用を前提として調整していますが。
でもハウスルールってそもそも外部へ持ち出して使うものじゃないよね。

●技能ロール方式

幾つかの判定方法をデフォルトで提示しています。
  • 通常ロール
  • 組み合わせロール
  • 連続ロール
通常ロールと組み合わせロールについては説明不要。連続ロールは、非常に難しい判定に対して行われます。
例えば爆弾解体をするためのロールなど。この場合、
  • 仕組みを理解できるか〈電気修理〉または〈制作(爆弾)〉
  • 解体できるか〈機械修理〉または〈制作(爆弾)〉
  • トラップに対して対処できるか〈電子工学〉または〈制作(トラップ)〉
  • 最後によくある二択ケーブルに対する〈幸運〉
さすがにここまで無茶な判定はさせるつもりはないけれど、例として。
途中失敗可能だけどペナルティが入るロールを入れたり、一発勝負と全員参加可能で誰かが成功すればいいロールなどを混ぜると幅が広がって楽しいです。

これとは別にユニーク技能を許可しています。もちろん初期値は妥当なものを設定するし、数値的な効果がある場合はバランス調整も含め。
木下継弓の〈武道(■■■■■■)〉とかがその例。
独自に設定されている技能は探索者だけで4種類あります。


●防御関係
〈ブロック〉については『籠ノ鳥』のまま(だと思う)ので割愛。

・〈医学〉〈応急手当〉組み合わせ
組み合わせロールに成功した場合、対象の耐久力を[2D3-1]点回復する。

『籠ノ鳥』で小泉縁が使用していた判定。高〈医学〉によって〈応急手当〉が死にスキルになることに対する救済。
両方成功したら[1D3-1]点のボーナス回復を追加するよという処理。


・〈精神分析〉による正気度回復
ロールに成功した場合、対象の正気度を[1D3]点回復できる。これは自分には使用できず、何度でも試みることが出来るが、回復は一人を対象に一日一回まで。
使用するためには、落ち着いた場所で、一定以上の時間が掛かるものとする。この間、使用者の対象者はあらゆる行動ができず、何かの行動を起こす場合、自動失敗する。

貴重な正気度回復技能。逆に言えば、一日に3点以上は余裕で削れる。
作中時間が何日にも亘るためこのような設定。


・〈跳躍〉による回避行動
回避技能としても使用可能。ただし狭い屋内などの環境では使用不可。
技能ロールに失敗した場合、「バッドステータス:転倒」を受ける。


回避技能の最低保障を25%とするもの。ただしその分、制限とペナルティが付与される。
緊急回避スキルとして使えるという点だけでかなり便利になる。まあ大抵の場合〈回避〉を取るのだけど。


●戦闘関係
戦闘ラウンドは比叡山炎上』をベースに、射程の優劣などの面倒なルールは排除して使用。
このサプリ、実は戦闘するなら非常に優秀。何せ元から「CoCで戦闘」が前提の独立サプリである。基本戦闘システムの分かり辛い部分などを改変したりしている。
ぶっちゃけ「いつもの戦闘」と大して変わらなかったりする。何せ正しく戦闘を行っている卓を今まで見たことないから。基本のままと言っていてもどこかしら間違っていたりしてる。それもこれも読み辛いルルブが悪いんや……。
大きな差としては、具体的には「逃走判定タイミング」「呪文発動タイミング」が明記されている。呪文使用前提のシステムなのにどうして処理についてまったく書いてないんだよと思ってたけど、比叡山様々。

また戦闘多めなので一部の技能を強化しています。
具体的には〈居合い〉〈武道〉
武道は立ち技に対する若干の修正と、組み技の強化。そして第三の武道系統の追加。


・〈居合い〉変更点
あらゆるタイミングで割り込み行動として使用可能。未装備・または納刀状態の武器で攻撃する。この技能を使用した場合、武器は装備・抜刀状態になり、即座に戦闘ラウンドに移行する。
この技能による攻撃を行っても行動済みにならず、ロールに失敗した場合行動済みになる。


納刀状態からの抜刀攻撃としてしか使用できず、一発使ったらあとは〈日本刀〉という屈指の使えなさに対する救済。これによって銃より早く攻撃できる。不意打ちラウンドでの攻撃も可能。
さらに刀剣のみと指定していないため、あらゆる武器で使用可能。銃による居合い=〈クイックドロウ〉としても使える。ただし移動までは行えないため、踏み込むためには通常の移動を必要とする。
間合いさえ適切なら非常に優秀な戦闘技能に変化しました。これで相手の〈拳銃〉に割り込んで、発砲前に銃を切り落とすなんてアクションも可能になりました。


・〈武道(立ち技系)〉変更点
『「ラッシュ」宣言後の追加攻撃時、任意の白兵技能を使用可能。また攻撃を放棄し、追加行動を行うことができる(ただしKPの許可を必要とする)』

これによって〈組み付き〉に派生したりできるようになりました。


・〈武道(組み技系)〉変更点
技能取得時に派生技として「サルト」と、「タックル」または「柔投げ」を修得する。

死んでいた「タックル」を「柔投げ」に換装できるように。タックルと柔投げの両立がしたければそれぞれ別に修得する。
タックル、柔投げそれぞれについても一部の記述を変更しています。これでサルト一辺倒だった組み技にも選択の幅が生まれることに。


また処理の関係上、バッドステータスをきちんと設定。
例えば〈組み付き〉を行われたときに発生する「束縛」「転倒」など。この場合、攻撃・移動を禁止されたり、組み付き・回避にペナルティが発生したり。


●疾患ルール

動画における根幹とも呼べるルール
元々二名ほど持っていた疾患なのだが、何をトチ狂ったのか全員揃って探索者に疾患を設定すると言い始めた。
しかし全員に足枷をつけるだけでは味気ない。場合によっては武器となるようなものを設定する……とレミリアが言い出す。それに付き合わされたパチュリーも内心結構楽しんでいたはず。

古明地こいしの探索者、石川瞳全盲もそのうちの一つ。彼女は元から疾患を持っていて、それ故に盲導犬という非常に強力な『武器』を手に入れてます。

ただし咲夜の探索者、穂積水月に関してだけはデメリットしかない。
これは彼女が多くの事件を潜り抜けてきた結果得た心的外傷を基にしたものだからです。これも最初期から設定されていたもの。

各キャラの内訳は

富良野(PL:フラン)……誇大妄想・偏執症
桐山勝人(PL:魔理沙)……強迫観念・自己犠牲
穂積水月(PL:咲夜)……不眠症・薬物中毒
木下継弓(PL:ぬえ)……偏執症・精神性依存
石川瞳(PL:さとり)……身体障害・全盲
長野凪(PL:早苗)……偏執症・執着癖

こうして見ると改めて大丈夫かという気もしないでもないけれど。お前ら探索よりも先に病院に行け
もちろん各キャラの疾患に基づくロールプレイを要求され、場合によってはKPに却下されることも。

なお、ほとんどのキャラは二種類以上の疾患を併発しています。
各疾患の特殊ルールに関しては動画内にて。



●〈クトゥルフ神話〉や呪文、アーティファクト

正確にはハウスルールなんかじゃないのだけれど。

半数以上が継続探索者なため、神話技能が普通に成功するPTです。
もちろん一回の成功で全て片がつくなんてことは絶対になくて。

特に穂積・長野の 三十路コンビ 年長組は数十%の神話技能を持っているため、〈クトゥルフ神話〉を主力武器として扱える探索者。
一般人から逸脱し、もやは探索者としか呼べなくなったキャラを担当してもらいます。
はっきり言ってそこらの魔術師より強いから困る。

呪文やアーティファクトも、一部特殊なものも混ざっていますが、基本的にはルールブックにデータとして記載されているものを使用します。

その他ルールブックにないアイテム類なども多少出てきますが、基本的にNPC専用。
CoCで活劇をやるとこうなるという一つの無茶振りになりました。